Sep 21, 2010

MASK





先週から酷い風邪をひいてしまい、やっと治ってきた今日この頃。風邪=マスク、という日本ならば当然の概念が全くないので、咳き込んでいた人と一緒に食事をした翌日から、急に鼻と喉が痛くなり、その上高熱と強烈な風邪でした。アメリカも同様ですが、欧米では顔を隠すことを基本的には好みませんしSARSや強力的な菌が大流行して指令がある時は別として、風邪、インフルエンザでは皆マスクはつけません。抑、私は外見的にマスクは嫌いで、どんなに咳き込んでいてもつけたくありませんが、周りの人へ菌を移さない様にという気配りや思いやり、そして予防。それらを優先に考えるならば当然つけるべきものだと思います。けれど、国が変わればつけることによって、変質者や、怪しい人と見られてしまうというのは、概念、常識が違うから仕方ない事なんですね。超立体マスクをつけて外に出れば、ナース服でも着てないかぎり、あなたは何者!?とビビられてしまいます。

特にマスクに関して考え深いのが、欧米で駐在されている、日本人を両親に持つ、ローカルスクールに通う子供達。アメリカの小学校ではマスク着用は禁止らしく、学校で風邪が流行っていたらきっと日本人の親達は、うちの子が移されないようにとマスクをつけさせるのは当たり前、しかし学校に行ったらつけているのは私だけで子供は困惑、周りから変に見られそして先生に没収される。となると思います。親の立場から見て、我が文化を主張するべきか、それとも郷に入っては郷に従えを選ぶべきか、マスクに関しては健康が伴うことなので、親御さん達は悩み深いと思います。郷に入っては郷に従えの思想は、私は大方その通りだと感じますが、我が文化が主張できる状況の時にはした方がいいと思います。その主張が良ければ文化浸透になり、マスクは現在、難しい主張だけれども、いつしか浸透していき、欧米でも常識になっていけば、さすが!高品質の日本製のマスク!となり、輸出カテゴリーにプラスされるのでは、連想するのであります。